和室の暮らし「ワンポイント」
   
1.家のことわざ
   
 

@うだつが上がらない

 うだつとは、屋根の両端に、屋根より一段高く
 設けた小屋寝付の土壁のこと。
 金持ちでないと、つくれなかったことから、出世
 出来ない人間を示して言った。
 

A壁に耳あり、障子に目あり

 秘密というのは、とかく漏れやすいもので、どこ
 で誰が見聞きしているか分らないということ。
 

B天井から目薬

 ひどく回りくどいこと。 
 又、物事が思うようにいかないこと。
 2階から目薬とも言う。
 

C家の高いより、床の高いが良い

 家が高いのは、不安定で、床の高いのは、
 湿気も少なく快適。
 家柄が良く、人物がすぐれていても貧乏で
 はしょうがない。
 

D鬼瓦にも化粧

 見た目の悪い者でも、化粧し、外面を整え
 れば良く見えるようになること。
 

E笑う門に福来たる

 笑う声が門の外に漏れ聞こえるような家庭
 には、幸せがやってくるということ。
 

F家は狭かれ、心は広かれ

 たとえ、家が狭くとも、心のもちようを広くす
 れば、一時が万事うまくいくこと。

G地獄は壁一重

 人間は、ほんのちょっとしたことで悪事を働
 く存在であり、誰でも罪を犯す可能性をもっ
 ていること。
 

H畳の上の水練

 畳の上で、水泳の練習をしても、実際には
 役に立たないように、理論だけ知っていて
 も、経験がともなわないと意味がないという
 こと。

I大工の掘っ立て

 他人の為に家を立てる大工のような専門
 家が、肝心の自分のことには手が回らな
 いこと。
 

J起きて半畳、寝て一畳

 起きている時は半畳で用が足り、寝る時は
 一畳あれば十分なこと。
 

K庇を貸して母屋取られる

 善意で一部を貸しただけなのに、つけこまれ
 て全部を奪われてしまうこと。恩を仇で返さ
 れること。
 
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