和室の暮らし「ワンポイント」
   
1.囲炉裏の効用
   
 

囲炉裏とは、室内の床を四角に切って、防寒や煮炊きの為に粗朶などを炊くようにした所である。

民家など、小屋組みが露出している大空間の中央部分に、囲炉裏をつくり、家族全員がそこで暖をとり、
煮炊きをしながら食事をし家族のコミュニケーションの為に大いに役にたっていた所である。
 
 

囲炉裏はなぜ四角い型をしているか?

昔、樵(きこり)は四人で一組、山に入ったら何ヶ月も家に帰らず山小屋で、寝泊りし、その小屋には囲炉
裏が設置されっていたそうです。
四人が仕事を終えて夕食をとりその後、会話するのに丁度囲炉裏が適していたそうです。

又、もう一つの囲炉裏の役割は、柱・梁(特に昔は太いケヤキ材や、栗材等)材の含水率を18%以下に
下げ木材の耐久性を上げる為に、大いに役に立っていたそうです。

木は、もともと腐り易いという欠点があるが、奈良の法隆寺のように1300年、雨、風が当りながら、建っ
ているという事実は、ただ一つ、含水率を下げ木の細胞の一つ一つに『リグニン』の油の膜を形成すると
いうことです。

最近、住宅にもこの囲炉裏が見直され、現代風コミュニケーションの為のツールとして、見直されました。
 


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