和室の暮らし「ワンポイント」
   
1.立って半畳、寝て一畳
   
 

日本人の体型や、行動、生活からきた空間の広さを表す言葉に『立って半畳、寝て一畳』というものがあ
る。

この意味は、起きている時は半畳で用が足り、寝る時は一畳あれば十分なこと。

現代では、このような部屋はないだろうが、畳の部屋のもつ原点を知っておくことも必要である。

「たたみ(畳)」は、建築材料としてみれば床材の一つにすぎないが、日本人の行動様式や生活空間の重
要な基準となっている。

又、古代では『床に上がる』は高貴の象徴であった。

なぜ「畳」の字を当てて、「たたみ」と呼ぶか?日本住宅の発展の系譜は、北方系の「竪穴式」と、南方系
の「高床式」、それに、「掘立柱形式」の三種類に分類される。
 

竪穴式にしろ、平地式にしろ、長い間時間をかけて土間式の一部に籾殻、藁、筵などを敷いたりして、い
ずれはこれを「藁床」とし一枚一枚プレハブ化し板床の上に敷くようになってきた。

当初は、使うときだけ、板床の上に畳を敷く方式で、常はたたんでしまっておく方式であった。
 
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