和室の暮らし「ワンポイント」
   
1.上座と下座、右上位と左下位
   
 

日本の和空間には、以前にも簡単にふれたように、
鴨居より上が神々の空間、下が、人間の為の空間
である。
平面的上下関係では、床の間の前が上座で、出入
口側が下座である。
 
 
そこで、まず、大勢で座る場合は、図のような順序
になる。
(これは、床の間が本勝手の場合であり、逆勝手の
場合は、左右が逆になる)。
 

また、陽が昇る東を上位、陽がしずむ西を下位と考える。したがって、向かって右側が上座、左側が
下座になる、雛飾りでも、本来ならば向かって右が男雛、左が女雛である。
人が並ぶ時に左よりも右の方を上位とすることは、昔の中国で「右を尊び、左を卑しむ」という習慣か
ら始まったと云われている。又、右側に比べ左側は、あらゆる場面で人気がうすく、「左前」は会話が
思うようにいかなくなることであり、「左巻き」は頭の調子が狂っていることである。
又、「右腕」というと、最も信頼のできる優秀な部下のことである。
 
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