和の知識
7.欄 間
 

欄間は、換気・採光のために、天井と鴨居または長押との間に設けられたものである。
和室の構成要素の中で、最も装飾的で歴史の深いものである。
 
 

(1)場所のよる種類

 
 
■間腰欄間・・・・部屋と部屋の間
 
■明り欄間・・・・部屋と縁側の間
 

■書院欄間・・・・床の間の書院につける
 
  

(2)間腰欄間の種類

 
  

間腰欄間は、装飾に重点が置かれさまざまな種類があり、多くの意匠が伝えられている。
 
 

●筬(おさ)欄間・・・・・格子を縦に細かく組んだもの。
 

●組子欄間・・・・・模様に組んだ緻密な組子を特に花狭間・花組子と呼ぶ。
 

●透かし欄間・・・・厚さ12mmくらいの板にさまざまな形を透かしに切り抜いたもの。
 

●板欄間・・・・板だけをいれたもの、板を組入れたものなどで、杉柾・桐・檜などが用いられる。
 

●彫刻欄間・・・・・・風景・花鳥などが両面に浮彫りにされたもの。
            絵柄には、おめでたい模様(松竹梅・松に鶴・富士山・日本三景など)が多く使わ
            れる。片面ずつで模様を違える場合は、板の厚さが1cm以上ないと彫れない。板
            の厚さが厚いものほど、価格の高いものとなる。
 

●竹の節欄間・・・・・竹を図案化した柱に、細い無目をかけわたしたもの
 
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