和の知識
5.襖
 

襖は「臥す間」が語源とされている。
平安時代より間仕切り戸として使用されていた。
その当時は障子と呼ばれていたが、薄い紙を貼った明かり障子(現在で言う障子)
と区別するために襖と呼ぶようになった。
 
 

(1)種 類

 

襖の種類は、縁のある・なしで区別される。
 
 

(2)模様の貼り方
 
 

襖の表面で一番人の手が触れ、汚れが付く場所は、
取手の周りの部分である。
その汚れを目立たせないために取手を中心に模様を
貼ったのが、帯入りや袖入りである。
 
 

見た目の安定感を重視したのが腰貼り、表面を全て
模様で覆ってしまうのが総模様貼りである。
 
 

(3)模様の種類
 
 

模様には様々な種類があるが、伝統的で代表的なものを次に挙げる。
 
 
紗綾形 荒磯
   
雲霞 青海波
   
市松 源氏雲
   
梅の丸 葵と抱茗荷
   
松唐草 光琳桐
 

(4)並べ方
 
 

襖は通常、右側が手前にくるように並べる。
 

2枚の場合
 

3枚の場合
 

続きの間であれば、床の間のある部屋側にこの2枚がくるようにする。
 

4枚の場合
 

 
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